牛乳の品質管理ツール
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トピックス 乳房炎と牛乳の品質
乳房炎とは、本質的にバクテリアによって引き起こされる哺乳動物の乳房の炎症を意味します。バクテリアが侵入すると、免疫システムの働きにより、動物は通常の数量より多くの白血球を生産し、バクテリアの侵入に対抗します。
白血球細胞を数える技術により、乳房炎の感染の有無や、感染の程度を確認することができます。白血球細胞の数を、定期的に数えることにより、感染状況の時間的変化や、動物のバクテリアに対する反応を、評価することが可能になります。
乳房炎は、肉眼や検査機で症状の発症が確認できる臨床の乳房炎と、肉眼や検査機では感染を把握てきない目に見えない非臨床の乳房炎のふたつに分かれます。
¤ 臨床の乳房炎(肉眼や検査機で症状の確認が可能)
¤ 非臨床の乳房炎(肉眼や検査機による症状の確認は不可能)
臨床の乳房炎
臨床の乳房炎にかかった乳牛の症状は、乳房が硬直 (腫瘍)していたり、熱を持っていたり、時として乳房が赤くはれ上がっていたり、乳牛が痛みを感じていたりします。更に、病状が悪化すると、壊疽状態になることもあります。このような症状の乳牛から生産される牛乳は、濃かったり、小さな塊が混じっていたり、悪臭を発したりするいっぽうで、全く普通とかわりのないこともあります。また、動物が衰弱や発熱の状態にあることもあります。